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加古川署が「アマビエ」デザインの交通安全啓発幕設置 疫病退散の願いも

「アマビエ」がモチーフの交通安全啓発幕をPRする加古川警察の寺谷さん

「アマビエ」がモチーフの交通安全啓発幕をPRする加古川警察の寺谷さん

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 加古川警察署が現在、「アマビエ」をあしらった交通安全啓発幕を加古川市と稲美町の電柱に順次設置している。

啓発幕を設置した県道野村明石線。2021年1月に付近で交通事故が発生した

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 加古川警察署が自治体や加古川交通安全協会などの協力を得て、車の夜間走行時に前照灯を上向きにする「ハイビーム」を促そうと啓発幕150枚を作成した。

 同署管内では2017(平成29)年に夜間の重大事故が相次いだことから、翌年、33カ所にハイビーム活用啓発幕を設置。劣化が目立つようになったため新たに作り直した。啓発幕は今年1月に稲美町の県道で発生した交通事故現場付近や交通違反多発箇所などを優先に設置しており、10月中に設置を完了する予定という。

 啓発幕の大きさは、縦120センチ、横38センチ。オレンジ色を基調に、暗闇でも目立ちやすいよう「ハイビーム」の文字が光を反射するようにした。幕に採用した同署オリジナルキャラクターの「アマビエちゃん」は同署署員が昨年デザインしたもので、交通安全とともに疫病退散の願いも込める。

 同署交通第一課長の寺谷智哉さんは、「昨年の兵庫県下での夜間の人対車両の交通死亡事故すべてがロービームで発生している。ほかの車両とすれ違うときや後ろを走行するときなどはロービームに切り替える必要があるが、歩行者等に早く気付くためにハイビームの活用をしてほしい」と呼び掛ける。

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