加古川に、3月31日、看護小規模多機能型居宅介護施設、「看多機あるふぁ」(野口町水足)が開所した。
「看多機」は、訪問介護・通い・泊まり・訪問看護を総合的に提供する介護保険サービス。利用者や親族の意向に沿い、柔軟な手厚いサポートを行う施設を目指し、市内で看護師として働いていた寺島弥生(みう)さんが経験を生かし、代表理事兼施設長となり開所にこぎ着けた。現在、看護師5人介護士5人で、要介護1から5の認定を受けた加古川市に住民登録がある人が利用できる。
通い・泊まり・訪問介護・訪問看護のサービスが一つの事業所で一本化でき、介護と看護スタッフ間との連携により利用者の体調の変化にも24時間365日対応できる。利用料は月額定額制(宿泊や食事などの費用は別途必要)で、看護師による医療処置や、利用者の要介護度や身体の状況により、サービスを自由に変更することができ、家族や付き添いの負担軽減にもつながる。
寺島さんは「『看多機』の言葉もまだまだ認知不足だが、利用者本人の気持ち家族の思いをしっかり受け止め不安と負担の軽減につながる役割をしっかり担っていきたい」と話す。
問い合わせは電話(TEL 079-455-1007)で受け付ける。