高砂市立図書館(高砂市米田町、TEL 079-432-1355)の電子書籍サービスに3月9日から期間限定コンテンツが公開されている。
同コンテンツは電子書籍サービスを提供する図書館流通センターが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による図書館の臨時休館や学校の臨時休校などを受け、同サービスを導入する全国270館以上の図書館に無償提供している。高砂市立図書館は同サービスを導入しており、161点のコンテンツが期間限定で配信されている。「KADOKAWA」「インプレス」「ヤック企画」「母子保健事業団」「Jリサーチ出版」の5社の特定コンテンツで、子ども向け文庫や実用書、感染症の手引き本など。館長の大塩正一さんは「子ども向けのコンテンツが多いので、若い方に積極的に利用してもらいたい。パソコンやスマートフォンで気軽に読めるところが電子書籍の魅力」と話す。
期間限定コンテンツが公開されてから同館の電子書籍サービスの貸出数も増加しているという。1、2月は10点にも満たない貸し出しだったが、3月は26日時点で46点。期間限定コンテンツも14点の貸し出しがあるという。「今回のことで電子書籍サービスを知った方も多いのでは」と大塩さん。「外に出にくい情勢なので大いに活用していただき、自宅で図書館を楽しんでもらえれば」と笑顔で話す。
高砂市立図書館の電子書籍サービスは同館の図書館カードを持つ、高砂市に在住・在勤・在学の人のみ利用可能。期間限定コンテンツは4月5日まで。