明かりとジャズで街を彩る「たかさご万灯祭2019」が9月14日・15日の2日間、高砂市の高砂町一帯で開催される。今年で13回目。主催はたかさご万灯祭実行委員会。
たかさご万灯祭は、高砂町が兵庫県の歴史的景観形成地区に認定されたことをきっかけに始まったもので「1年に1度星が降りてくる町へ」をテーマに全長約6キロメートル、約1万個の路地キャンドルや歴史的建造物をライトアップしジャズの演奏を行い、例年約5万人が来場する。
駅に停車させた列車を使ってジャズ演奏を行っている山陽電車高砂駅では、今年初めて列車の中づりとして去年の様子を写真にして展示する「トレインミュージアム」を行う。昭和20年代から昭和62年まで山陽電車で使用されていた「クリームイエロー」と「ネービーブルー」のツートンカラーを復刻させた列車を会場に、ヘッドマークも万灯祭仕様のものが取り付けられる。
山陽電車営業課の瀬谷憲弘さんは「ジャズ演奏の公募は締め切ったが、トレインミュージアムは当日自由に参加できるので、ぜひ駅に訪れてほしい。写真で万灯祭の雰囲気を感じながらジャズを聴いて優雅なひとときを過ごしてもらえると思う」と話す(列車は14日のみ)。
たかさご万灯祭実行委員会のメンバー南達也さんは「今年はマンドリンの演奏や昭和の映画ポスター展示なども行う。各会場が趣向を凝らしてお待ちしているので去年とは違う万灯祭を楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は、14日が18時~21時30分、15日が18時~21時。