高砂市民に自分たちのまちを知ってもらおうと「広報たかさご」の紙面に市にちなんだ問題を出す「たかさご愛Q診断」が4月に始まった。企画は高砂市の文化スポーツ課。
今年度で3年目になる同企画。毎号、誌面の違う場所に問題を掲載することで、多くの人に広報誌を読んでもらおうと行っており、4月から来年1月まで毎月2問ずつ、全20問を出題する。問題の内容は市にちなんだもので地域や季節に合わせて同課の職員が考案するという。
4月の紙面では、市が1988(昭和63)年から設置を始め、昨年12月にカードの配布を始めたデザインマンホールにちなんだ問題を出題する。
同課の五百旗頭(いおきべ)孝之さんは「職員もまちのことを勉強したいと思い取り組んでいる。市内のことを再認識する良い機会になっている」と話す。
同企画はボランティア活動や講座の受講、イベント参加でもらうことができる「高砂にこにこポイント制度」の対象となっており、正解者には1問に付き5ポイント。20問正解で100ポイントを付与する。ポイントは100ポイント単位で地元特産品などが当たる抽選に参加することができ、昨年度は約670人から回答があったという。
五百旗頭さんは「市民の方から『知らなかったことが問題になっていた。答えを見つけるために実際にその場所に出掛けた』と聞くこともある。楽しみながら市のいいところを再発見してもらいたい」と話す。
回答方法は市役所や公民館などで配布されている専用の用紙に記入する。来年1月号の発行後から回答を受け付ける。