高砂の「カフェ・リアン」（高砂市阿弥陀町）で3月9日、子育て中の母親同士や世代間交流を目的としたイベント「ママカフェ」が開かれる。主催は「ママの働き方応援隊加古川校高砂阿弥陀学級」。

　同団体では、母親が赤ちゃんを連れて学校や高齢者施設などを訪問し、赤ちゃんとの触れ合いを通じて命の大切さなどを伝える「赤ちゃん先生プロジェクト」を中心に活動を行う。

　同イベントでは、手作り子ども用品の販売や個性心理学テスト、赤ちゃん先生の説明会を開催する。ほかにも、講師を招いて写真をデコレーションするクラフト作品「スクラップブッキング」の製作体験や、ホットストーンマッサージ、モーニングセット（500円～）の販売も行う。

　同団体代表の田井洋子さんによると、近年、高砂市内でも自治体を持たない地域がありコミュニティーの希薄化がみられることから、子どもの見守りや教育、緊急時の対応など、全てを親にしかできない状況に危機を感じたという。

　田井さんは「引っ越してきた所に自治会がなく、子育てをする上で地域のつながりの大切さを肌で感じた。地域で子どもの安全を見守り、災害時には助け合い、子育てを終えた人からもアドバイスがほしい」と話す。

　「ママカフを通じて当団体を知ってもらい、さまざまな世代とのつながりを広げていきたい」と意欲を見せる。

　開催時間は、10時～15時。