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漫画家・西原理恵子さんが「おかん包丁」 高砂のプラ加工会社などとコラボ

西原理恵子さんのキャラクターがデザインされた「おかん包丁」

西原理恵子さんのキャラクターがデザインされた「おかん包丁」

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 「毎日かあさん」などの漫画で知られる西原理恵子さんがプロデュースしたオリジナル包丁「おかん包丁」が数量限定で販売される。

開発が行われた匠工芸の工場内の風景。

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 西原さんが連載を持つ週刊誌「日刊SPA!」の企画の一環で開発された同商品。高砂のプラスチック加工会社「匠工芸」と兵庫県三木市の「田中一之刃物製作所」、デザイナーの藤原千栄さんのコラボレーションで開発された。

 匠工芸の桃井鈴さんは「以前、三者で『ゴスロリ包丁』を作った時に、たくさんのメディアで取り上げてもらい、SNSでも拡散された。その後、編集部の方から『こんなデザインが作れるなら、西原さんのキャラクターも作品として作れないか』と相談があったことがきっかけ」と話す。

 「形はアレだが切れ味はバツグン」をキャッチコピーにした同商品は、西原さんの漫画のキャラクターが刃の形に加工されたオリジナル商品。同社では、包丁の持ち手に当たる「柄」のデザインと製造を担当。レーザーマーキングの機械を使って、西原さんの漫画のキャラクター「のれそれ」を柄の後ろの部分に加工した。

 開発の際には西原さんも現場に駆け付け、製造過程を見守ったほか、高砂の街を堪能したという。依頼から商品作りまでの様子は、同誌に西原さんの漫画で4回にわたって連載された。

 「うちのモットーは『形のないものを形にする』なので、今までにないものが作れたと思う。珍しい商品として手に取ってもらえたら」と桃井さん。
 「製造業は暗くて閉鎖的なイメージが強いと思う。こういった取り組みを知ってもらうことで、いち町工場としてものづくりの楽しさを伝えていきたい。形のないものを形にしたいと思った時には、うちを思い出してもらえたら」と笑顔を見せる。

 価格は16万2,000円。限定14本。ハガキかWEBで「SPA!編集部」宛に応募する。12月25日まで。

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