昭和初期における加古川地域の写真をパネルとして展示する「かこみら!~『かこ』の槌音(つちおと)、みらいにとどけ!~展」が現在、コミュニティースペース「びぃぷらす加古川」(加古川市加古川町、TEL 079-426-1442)で開催している。主催はぱくぱくパーク実行委員会。
同団体は加古川の歴史や文化を「貴重な地域資源」として捉え、さらに楽しい活用を実行する活動を行っている。今回初めての開催となる同展は、大正から昭和中期までの加古川のまちを収めた写真パネル39点と、圧力式ガス釜、電気ポットなど昭和の小型家電製品約20点を展示。同団体代表、井上津奈夫さんは「展示している家電製品はかなり古いのに未使用の新品で珍しい品物ばかり」と笑顔で話す。
展示の期間中、同施設で加古川少年団ジュニアリーダー部のメンバーが撮影した加古川図書館周辺の魅力を伝える動画を上映している。井上さんは「ほのぼのとしていて楽しんで見ていただける」とも。
展示を見に来た加古川市在住の主婦は「昭和レトロなデザインが懐かしく、古き良き時代の温かさを感じる。写真も思い出がよみがえる」と当時を振り返る。
井上さんは「展示を見て私たちが未来に届けるべき『地域資源』とは何かを一緒に探してほしい」と来場を呼び掛ける。
1月17日13時30分~15時30分、ジュニアリーダー部のメンバーによる上映中の動画撮影秘話、加古川史学会岡田功さんによる加古川の魅力ある歴史、文化紹介の講演、参加者によるワークショップが行われる。参加無料。
開催時間は9時~18時(土曜・日曜は17時まで)。木曜定休。入場無料。1月17日まで。