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高砂町歴史資料館が3周年 パネル展示などで街の歴史を発信

資料館を運営する高砂通運の堀田真弘社長(左)と堀田進慎専務(右)

資料館を運営する高砂通運の堀田真弘社長(左)と堀田進慎専務(右)

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 高砂の銀座商店街の西側にある「高砂町歴史資料館」(高砂市高砂町、TEL 079-443-5151)が、3周年を迎えた。

高砂町歴史資料館資料館 外観

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 同館は1939(昭和14)年に建てられた高砂通運旧本社屋を改築したもので、2代目社長の中須半介さんが当時流行していた建築様式を参考に建設した。建物は木造2階建てで、当初はれんが壁を持つ擬洋風の建築物だったという。

 1972(昭和47)年までは高砂通運本社として使われていたが、建物の老朽化や耐震補強が必要となったことから、県のふるさとづくり推進事業の支援を受けて修復されたという。2015年からは、1階=飲食店、2階=博物館として活用し、今年3月には国登録有形文化財に指定された。

 館内には、高砂通運や高砂町の歴史などを分かりやすくまとめたパネルを展示。満州事変の時に作られ、近くの十輪寺(高砂町横町)が所有していた「おちょこ」や、昭和初期に使われていたラジオなど約20点を展示している。

 高砂通運の堀田真弘社長は「昔は栄えていた高砂町に残る古民家が失われている。資料館がきっかけとなり街の活性化につながれば」と話す。

 開館時間は11時~21時。木曜休館。入館無料。

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