「NHKのど自慢」の予選会が11月7日、加古川市民会館(加古川市加古川町)で開催され、約150組の市民らが翌日の本選出場を目指し熱唱した。
同イベントは加古川市政70周年記念事業として開催。当日は中学生から97歳までの幅広い参加者が得意な歌を披露し、予選から選ばれた18組が翌日の本選に出場した。参加者は武士やコックのほか、自作の衣装など工夫を凝らす姿も見られた。
新型コロナの影響で、全国的に数カ月間放送を見合わせていた同イベントだが、体温測定や観覧制限、こまめな換気時間を入れたり、予選での生演奏をカラオケに切り替えたりするなどの対策を講じての開催となった。
30年前の文化祭で一緒に少年隊の「仮面舞踏会」を歌ったという職場の同期の50代男性3人組は、30年ぶりに再結成して同曲を熱唱。一方、同市職員の20代男性3人組も続いて少年隊の「仮面舞踏会」を熱唱し、ステージの外で世代を超えてたたえ合う場面も。
市内の小学校教諭・荒井明美さんは、手作りの衣装で人気アニメ「鬼滅の刃」の主題歌「紅蓮華」を披露。荒井さんは「今年は運動会もなくなり、元気になってほしいと思い、生徒も好きなこの歌を選んだ。みんなに笑顔になってもらえればうれしい」と笑顔を見せた。
予選の様子はケーブルテレビ「BAN-BANネットーワークス」で11月22日は12時から、23日は18時から放送する。