加古川市は、水害や地震による被害想定や対応方法など、防災に役立つ情報を記載した「加古川市総合防災マップ」を6年ぶりに改訂した。
今回改訂した防災マップには、前回発行した2014(平成26)年12月以降に、国や県から発表された洪水や高潮、土砂災害などによる最新の被害想定などを新たに反映した。
大雨によって、市内を流れる加古川や法華山谷川などが氾濫した場合の浸水の範囲と深さを示した「洪水ハザードマップ」は、市内全域を14カ所に分け、浸水想定区域を記載。想定最大規模降雨(おおむね1000年に1回)で予想される最大の浸水の深さを色別に示している。「備えと対策」を紹介したページには、切り取り型の「我が家の防災メモ」を掲載。もしもの時に備えて、大切な人の連絡先や避難先などが書き込める。
市総務部危機管理課の加藤駿也さんは「今回の改訂に伴い、洪水浸水想定区域が変化している。自宅付近の浸水想定区域がどのように変化したのかを確認し、避難の必要性の有無や、被害リスクを認識してほしい」と話す。
防災マップは9月末の完了をめどに、順次市内全ての家庭や事業所に向け配布される。