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加古川の詩吟教室が「東播吟士権決定大会」に出場

全体練習の様子

全体練習の様子

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 加古福祉会館(加古郡稲美町)で4月12日に行われる「東播吟士権『第44回個人吟士権者』、『高年部吟士権者』決定大会」におよそ60人が出場する。主催は、吟道摂楠流東播吟詠会。

同教室5支部の集合写真

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 同会代表の中谷壽美夫さん(TEL 079-423-5726)は詩吟教室を立ち上げ来年で55年周年を迎える。中谷さんは「若い頃勤めていた会社にいろんなクラブがあった。その中でも歌が好きだったので詩吟をしようと思った。昭和31年に結婚し、妻も詩吟に魅了され今も一緒に続けている」と話す。

 中谷さんの妻、博美さんは「主人と同じで歌が好きだったので始めた。幼かった子どもを連れてよく練習場の尾上公民館に行った」と思い出を振り返りながら話す。

 中谷さんは師範代を取得し加古川市周辺に「尾上支部」「別府公民館」「あじさい支部」「さつき支部」「うぐいす」と5つの支部を立ち上げる。

 中谷さん夫婦の健康の秘訣(ひけつ)は、太陽の光を浴びながら昔からしている畑仕事と腹式呼吸で大きな声で詠(うた)う詩吟にあるという。博美さんは「腹式呼吸は姿勢も良くなり、ストレス解消にもなる」と笑顔で話す。博美さんは「私たちメンバーは仲も良く、生徒の皆さんから地域の話し、健康の話しなど教わることもある」と話す。生徒の神谷さんは「中谷先生の指導は楽しくしっかりと教えてくれるので続けられる。仲間が増えたらもっと楽しいと思うので募集中」とも。

 大会について中谷さんは「今回予選通過したら7月19日に姫路の飾磨市民センターで開催される『姫路地区吟士権大会』に出られる。みんな楽しいから練習に来るが、ただ楽しいだけじゃなく『コンクールで入賞して本選で東京へ行くことが目標』」とみんなの思いを話す。「見に来てくれる人には、漢詩の内容や、詠手の表情も見てほしい。詩吟に興味を持ったり始めたりするきっかけは『漢詩の内容に引かれた』『歌うことが好き』といった理由が多い。ぜひ楽しく、美しい詩吟を聴きに来て」と来場を呼び掛ける。

 9時30分開会。入場無料。

※上記イベントは新型コロナウイルス対策により延期となりました。(3月27日発表)

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