加古川で民間の保育ルームを運営していた辰巳訓子さんが3月2日から、新型コロナウィルス感染拡大防止のため臨時休校中の小学生を自宅で預かり、勉強や運動に取り組んでいる。
同市では、新型コロナウィルス感染症の感染予防のため、国や文部科学省の要請を受け、小学校28校、中学校12校、加古川養護学校1校を3月24日まで臨時休校にしている。
辰巳さんは保育士と中学校教員の免許を持ち、昨年8月まで自宅で民間の保育施設「家庭保育ルームひなたぼっこ」を運営していた。今年4月からフリースペースとして子ども、親が集える場所の提供を予定していたが、ウイルスの影響で臨時休校になったことを受け、先行して子どもたちを預かることにした。小学生を中心に平日8時~17時30分、無償で預かる。時間内は学校から出た宿題や自習、室内や近隣の公園で運動、カードやボードゲームなど「静と動の時間を交互に行っている」と辰巳さんは話す。
辰巳さんは「突然休校が発表になり、パニックになった親御さんもいると聞く。児童クラブなど利用するなど各家庭でなんとか対応している状況だと思い、子どもたちを預かることにした。子どもたちも自宅で過ごすよりも人が集まることで、遊びや話ができて楽しく過ごせる」と話す。
問い合わせは辰巳さん(TEL 080-4237-8392)まで