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菓子工房「いっちゃんの手づくりSweets」閉店 高校生パティシエが新しい道へ

高校生パティシエの高橋依和さん

高校生パティシエの高橋依和さん

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 現在高校3年生の高橋依和(いちか)さんがパティシエを務める菓子工房「いっちゃんの手づくりSweets(スイーツ)」(加古川市八幡町、TEL 079-439-7253)が12月末で閉店する。

「いっちゃん」の手作りプリン

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 閉店は高橋さんの進学が理由で、2020年春から神戸の製菓専門学校に通い技術の習得に専念するという。高橋さんは「これまで技術的な問題にぶつかることも多かった」と振り返り、さらなるスキルアップを目指す。

 高橋さんは母親の勧めで小学2年生から菓子作りを始め、2014年12月には自宅に工房を構え、中学生で起業。材料は地産地消にこだわり、地元産の卵と淡路島の牛乳を使って、母親のサポートを受けながらプリン作りに励んだ。現在は市内の直売所やスーパーマーケット、オンラインショップ、イベントなどで販売している。これまでプリンコロッケやカラメルをかけるとメッセージが浮かび上がるアイデア商品など、さまざまな商品を開発してきた。

 高橋さんは「いろんな人に助けられて5年間続けられた。本当に感謝の気持ちしかない。専門学校できちんとお菓子づくりを学び、またパワーアップして帰ってきたい」と笑顔を見せる。「専門学校卒業後は、お客さんと関わりが持てるカフェを開きたい」と、新たな目標に向かって歩み出す。

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