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「原点のクッキー作りたい」 加古川の中学生パティシエールがクリスマス新商品

工房で母の千栄子さんと作業をする依和さん(左)

工房で母の千栄子さんと作業をする依和さん(左)

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 加古川市八幡町に、現役中学生の高橋依和(いちか)さんがパティシエールとして腕を振るう菓子工房「いっちゃんの手づくりSweets」が工房を構えて1年を迎えた。依和さんのお菓子作りの「原点」にもなったクリスマス向けのクッキーも、満を持して商品化する。

「オーナメントクッキー」と出合った約10年前の依和さんの様子

 依和さんは現在、市立山手中学校2年。保育園のころからお菓子作りに打ち込み、昨年12月、自宅の一角に工房を構えた。看板商品のプリンは、小学生農産物直売所や加古川、高砂のスーパーマーケットで販売、今年11月には姫路へも販路を広げた。夏季限定の「トマトゼリー」や、プリンを使った新感覚スイーツ「プリンコロッケ」など、商品開発にも意欲的に取り組んでいる。

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 このほど発売する新商品は「オーナメントクッキー」。依和さんがお菓子作りを始めた原点だという。依和さんと「オーナメントクッキー」との出合いは今から約10年前。母千栄子さんの友人で、神戸山手短期大学の非常勤講師を務める料理研究家、井上麻美子さんから贈られたクリスマスリースという。

 毎年届くというクリスマスリースは、ツリーや赤いブーツ、雪の結晶などをかたどったクッキーが配されており、「当時から、毎年(リースが)届くのを楽しみしていて、クリスマスが近くなると、まだかなと待ち遠しそうにしていた」と千栄子さんは話す。

 クッキーはクリスマスまで食べずに飾っておき、12月25日の朝になると姉妹で分け合って食べるというのが高橋家の習慣という。井上さんから初めて「オーナメントクッキー」の作り方を教わったときの依和さんの様子を「調理台いっぱいに並ぶほど、夢中になってクッキーを作っていた」と千栄子さんは振り返る。

 「オーナメントクッキー」は、砂糖などで作ったクリームで文字や絵を描くアイシングを施す。アイシングは、クッキーが冷めてからでないと作業できず、大きな面を塗ると乾くまでは次の工程へ進むことができない。大きな面を塗るクリームと細かい模様を描くクリームの固さを調整しなければならないなど、手間と時間がかかるという。

 「工房を始めた時からずっと作りたかったお菓子。そのころはまだ、アイシングがうまくできなかったけれど、クリスマスにはどうしても商品として出したかった」という依和さんは、クッキングペーパーに文字や絵柄を描くなど練習を重ねた。

 オーナメントクッキーは、12月中旬に発売予定。JA兵庫南の農産物直売所「ふぁ~みんSHOP八幡」「にじいろふぁ~みん」で購入できる。クッキーは、リースやツリーなどに飾り付けて楽しんでもらえるよう、個包装してつり下げられるようリボンを付けて販売する予定。

 問い合わせは「いっちゃんの手作りSweets」(TEL 079-439-7253)まで。

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