加古川の「あかりの鹿児資料館」(加古川市加古川町、TEL 079-421-2191)で現在、「冬のランプ展」が開催されている。
収蔵品約2000点の中から約700点のランプを常時、展示している同館。展示しきれないランプを季節に合わせ展示している。常設展示しているのは、ドイツ、フランス、イギリス製などの洋ランプや和ランプや、伊万里焼がヨーロッパにわたり加工されたランプやバカラのガラスが使われているランプ。豆ランプと呼ばれる小さなランプも多数展示されている。
毎年冬季に行っている同展では、クリスマスに合わせ華やかなヨーロッパ製ランプ25点を展示している。特にヨーロッパ製のランプは、下に重心感があるので少しの揺れで倒れたりしないようにしっかりと作られており、燃料は灯油で火を着けると暖房の代わりになるくらい暖かいという。実際にヨーロッパの家庭で生活道具として使われていたものばかりで、糸状に伸ばしたガラスを均一の幅で巻き付けたランプやバラの彫刻の入ったランプなどがあり、どれも繊細な装飾が施されている。
学芸員の横山奈央子さんは「ヨーロッパ製のランプは華やかでとても喜ばれる。これからクリスマス迎えるにあたって華やかに飾っているので、クリスマスをイメージして見て楽しんでいただけたら」と来館を呼び掛ける。
開館時間は10時~17時。入館料は、大人=300円(65歳以上・大学生・高校生は200円)、中学生以下無料。12月22日まで。