加古川の「鶴林寺」(加古川市加古川町)で12月15日、本堂内でプラネタリウムとバイオリン演奏などのイベント「国宝鶴林寺に宇宙が舞いおりてくる!」が行われる。主催は東播磨地域ビジョン委員会「らくがく倶楽部」(TEL 079-421-2289)。
鶴林寺の本堂内で建物に直接投影する移動式プラネタリウムの観賞のほか、鶴林寺住職、明石市立天文科学館館長、加古川の日岡神社権禰宜(ごんねぎ)、兵庫県立考古博物館学習支援課長の4人で宇宙についてのパネルディスカッションを行う。星空案内人「星のソムリエ」でもあるバイオリニスト桑村ティファニーさんによる演奏、境内の別会場で直径2メートル級の地球、月などを投影する企画も行う。
東播磨地域の文化施設の知名度アップと施設間の交流を図り、各文化施設のレベルアップ、地域の活性化を目的に活動する東播磨地域ビジョン委員会の「らくがく倶楽部」は、2017(平成29)年の活動開始から施設スタッフがほかの文化施設を見学する合同視察、合同イベントを行うなど交流を図ってきた。今回のイベントでは、その一環で鶴林寺と明石市立天文科学館の交流を図るという。
同委員会の田中慎悟さんは「本堂内でプラネタリウムのテストを行ったが、目が慣れるにつれていい雰囲気で見ることができた。鶴林寺の本堂内は暖房が使えないため、冷えるので温かい服装で参加してほしい」と来場を呼び掛ける。
開場は17時30分~、開催時間は第1部=18時~19時、第2部=19時15分~20時。パネルディスカッションは第1部のみ。参加無料。