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加古川で助成基金 子どもの健全育成から女性活躍まで活用広がる

アピールする永田さん

アピールする永田さん

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 加古川で5期目となる「輝け加古川みらい基金」が現在、助成を希望する団体を募集している。運営は兵庫県内の複数のNPOで設立した「ひょうごコミュニティ財団」(兵庫県神戸市)。

子ども食堂への活用事例

 同基金は2015年、加古川市で不動産業を営む「神川工務店」(加古川市加古川町)社長の神川都(かみかわみやこ)さんの寄付で「輝け加古川こども基金」としてスタート。昨年度から名称を「輝け加古川みらい基金」へ変更し助成範囲を拡大した。今年度は450万円程度の助成総額で、子どもの健全育成に関する事業のほか、女性の社会活躍に取り組む団体へ助成する。対象は加古川市内で活動する団体で法人格の有無は問わない。

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 募集するコースは「基本コース」(助成金額=上限10万円)と「発展コース」(助成金額=上限70万円)の2種類。選考書類を提出した後、地元の各分野から選ばれた選考委員により選考する。事業の効果や方法の妥当性、発展性など8つの選考基準(基本コースは4つ)で選考。発展コースは希望があれば「伴走支援」として人材育成や会計など組織強化の支援も行う。

 同財団の永田譲蔵(じょうぞう)さんは「個別の説明会も行っている。初めての方でも書類の書き方から『こんなこと申請してもいいの』という相談まで、気軽に聞いてほしい」と話す。

 これまでも、ボーイスカウトの用具の保管場所や潜在保育士活躍のための講座、子ども食堂、コンサートやものづくり体験、演劇のワークショップなど活用事例はさまざま。助成した金額も数万円から約100万円までと幅広い。

 基金を子ども食堂に活用したNPO法人「One Heart(ワンハート)」の藤田さんは「助成金があれば、方法の選択肢が増えたり思い切ったことができたりする。他県の子ども食堂の視察もでき、他の子ども食堂との連携も進んできた。今後は地域の人がさらに参加し、地域に委ねられる事業にしたい」と子ども食堂の広がりに期待する。

 永田さんは「中間発表会も開催する。交流会もあり、うまくいったこと、いかなかったことを共有することで、各団体が助け合う場にもなっている。成果は定量的なものだけではなく、エピソードや参加者の笑顔などでもいい。事業の枠は決めていないので、遠慮なく応募や問い合わせてほしい」と呼び掛ける。

 問い合わせは「ひょうごコミュニティ財団」(TEL 078-380-3400)まで。選考書類送付先は「東播磨生活創造センターかこむ」(加古川町)。締め切りは12月6日17時(必着)。

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