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加古川で中学校給食テーマに「子ども会議」 社会への関心向上目指す

手書きクイズを持ってPRする事務局長の井上恭子さん(左)

手書きクイズを持ってPRする事務局長の井上恭子さん(左)

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 加古川で中学校給食をテーマに活動する「とどけ!加古川ネット」(加古川市尾上町)が2月12日、子どもの視点で語り合う「子ども会議」を開催する。

「子ども会議」の様子

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 同団体は、2012年に同市の中学校給食の実現を求める「浜なみ会」から独立。昨年12月に「とどけ!加古川ネット」として活動を始めた。

 事務局長の井上恭子さんは、中学校給食の活動を始めたきっかけについて「当時(2012年)、私の周りのママ友との話がきっかけ。中学校給食を望む母親が大半であったため、誰かが動かないといけないと思い『浜なみ会』の活動を始めた」と話す。これまでも、同市の中学校給食の実現に向けた署名集めやビラ配り、学習会を重ねてきた。

 現在は、同市で中学校給食の実施が決定している。給食センターから各中学校へ配送する「センター方式」と定め、2020年には2カ所のセンターが稼働する予定となっている。

 今回、新たに発足した団体「とどけ!加古川ネット」は、給食をテーマに子どもの視点で話をする中で、ゆくゆくは社会に関心を持つ人を増やしていきたいという思いでスタート。手始めに「子ども会議」を開催することを決めた。

 初回は1月29日に開催。「給食ってどう?」をテーマに、子どもらの率直な思いを語り合った。途中、井上さん手書きのイラストを使った「給食」に関連するクイズの出題や、自由に話をする時間を設けるなど、子どもたちが「会議」を楽しむ姿も。

 自由に話をする時間では、子どもから「なぜ税金が必要なのか?」や「ふるさと納税って?」といった普段の生活の中で感じている疑問点についても話し合われた。

 井上さんは「子ども会議という名前は仮称。今後は学生や大人も混ざって話し合い、誰もが自分の意見を言える社会をつくっていきたい」と今後の活動について意気込む。

 第2回は2月12日18時~19時30分開催。会場は東播磨生活創造センター「かこむ」(加古川町寺家町)。問い合わせは「とどけ!加古川ネット」(TEL 090-3671-0624)。

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