「体感型防災アトラクションin加古川市」が7月20日、加古川市総合福祉会館(加古川市加古川町、TEL 079-424-4318)で開催された。主催は加古川市社会福祉協議会。
同イベントは、設定された制限時間内に仲間と共に協力し合い、発想力、判断力を駆使して安全確保、脱出を目指す「全員参加型体験学習」のスタイルを採用した2014(平成26)年から全国各地で開催されている新しい防災教育だという。
加古川市社会福祉協議会の本山政幸さんは「近年起こるいろいろな災害で、社会福祉協議会は『災害ボランティアセンター』を運営する機関として知られるようになったが一般的には何をしているところなのかまだまだ知られていない。知ってもらうためにはまずこの場所に来てもらい何をしている場所なのかPRできないかと話し合う中、『防災学習』の企画を紹介してもらった。夏休み初日の開催でもあり、いざというときに備えるということを親子で体験しながら学ぶ機会にできたらと実施した」と話す。「第1、2公演ともすぐに満員となり、急遽第3公演を追加したが受付30分で満員になった」と笑顔を見せる。
ママ友親子で参加した加古川市在住の入江さんは「焦っていろんな人とぶつかってしましい、子どもそっちのけになってしまうところだった」と話す。同じく堀さんは「時間が過ぎるのが早かった。的確に動かないとパニックになるだろうと思いつつ、今日は楽しみながらだったが実際起こったらちゃんと対応できるものなのか」と振り返った。
本山さんは「このようなイベントを機に同協議会を知っていただき、防災アトラクションで学んだこと、気付いたことを心の中に置いていただき、いざというときに備えてほしい」と振り返った。
同協議会では「災害時支援ボランティア登録者」を募集している。