加古川の「芝本商店」(加古川市加古川町、TEL 079-490-2188)が動かせる家「スマートモデューロ」の展示イベントを4月27日~29日に開催する。
同製品は海上コンテナ規格40フィートサイズ(2.4メートル×12メートル×2.89メートル)、面積約9坪で、メーカー「アーキビジョン21」(北海道)の国内工場で製造しているという。建物は連結、重層可能で、必要に応じ空間を作り出せるほか、設置後の移動・増築・減築も可能。住居・店舗・事務所・宿舎など、さまざまな用途に対応する。約2週間で設置できるという。
一般的な用途のほか、短期間に設置ができる利点を生かし、災害時に地方公共団体と連携して仮設住宅として設置する活動を始めている。全国の「日本ムービングハウス協会」のビジネスパートナー企業がユニットを備蓄し、災害時には各地に輸送する。
同社は1月から販売代理を手掛け、家を展示している。同社の中川貢さんは「外壁が金属のガルバリウム鋼板のためコンテナハウスのように見えるが、中身はしっかりとした木造ユニットになっている。壁、床、屋根に外側断熱構造と窓は3層のガラスサッシで覆われ断熱性、遮音性などの機能を持ち、快適に過ごすことができる」と話す。
イベントでは、敷地内に設置している「スマートモデューロ」を見られるほか、居住スペースなどを体験できる。