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加古川のラーメン店「弦流」、NYラーメンコンテストでリベンジ優勝

優勝トロフィーを手にする高松弦さん

優勝トロフィーを手にする高松弦さん

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 加古川のラーメン店「濃厚豚骨ラーメン弦流」(加古川市加古川町、TEL 079-451-5139)が9月に米ニューヨークで開催された「ワールドラーメンコンテスト2018」で優勝した。

NYでのコンテストの様子

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 ニューヨークで日本の文化を紹介するストリートフェア「JAPAN Fes.(ジャパンフェス)」の一環として開かれたコンテストで、日米の8店が参加。来場者の人気投票により順位が決定した。

 「弦流」代表の高松弦さんは「前回は7店中3位と健闘したものの、悔しくてリベンジを決意したが、今回は前回の優勝店や有名店がそろっていたので、優勝できるとは思っていなかった」と振り返る。「前回、睡眠時間もほとんど取れず体力的にきつくて、納得のいくスープができなかったという教訓を生かして、下処理や仕込みに時間をかけ、前日にはしっかり睡眠を取り、体力を温存して万全の状態で本番に挑んだ」と言う。

 現地でスープ作りから始める同コンテスト。日本からはしょうゆと利尻昆布1等、枕崎産かつお節は持ち込めたが、ほとんどの食材は現地で調達するため、思うように食材がそろわず、カイワレ大根をネギに急きょ変更。来場者に選んでもらうためにトッピングは色合いを重視したという。レモンと厚切りチャーシュー、紅しょうが、ネギを盛り付けたあっさり豚骨スープの「プレミアムとんこつラーメン」は2日間で1008食を売り、売り上げ杯数、人気投票共に1位で総合優勝を成し遂げた。

 「来場者の中には、前回のリピーターや1日に何度も来てくれる方もいて、『おいしい』『投票するよ』と言ってもらったことがうれしかった」と高松さん。

 現地では「弦流 東加古川店」店長の松尾亮太さんやスタッフとのチームワークを大事にした。高松さんの修業時代の師匠である「麺屋二郎」の安間二郎さんに指揮を執ってもらうことで、来場者の流れや全体の様子が把握できたことも勝因だという。

 10月11日には店舗を北在家から木村に移転し、店内と駐車場が広くなった。高松さんは「今後は博多に進出予定もあり、仲間をもっと増やしていきたい」と笑顔を見せる。

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