ニッケパークタウン(加古川市加古川町)1階「センタープラザ」で来年1月17日、「将棋フェスタ」が開かれる。市にはゆかりのある将棋のプロ棋士が5人いることから「棋士のまち加古川」として、将棋の普及に努めている。これまで毎年「将棋祭り」として開催してきたが、今回から加古川市ウェルネス協会が主催となり「将棋フェスタ」としては初めて開かれる。
当日は、加古川市ゆかりのプロ棋士、井上慶太九段や神吉宏充七段、稲葉陽七段、船江恒平五段をはじめ、東播磨地域出身の棋士も参加して指導対局が行われるほか、将棋クイズや目隠しで譜面を見ないまま対局を行う目隠し将棋などプロならではのコーナーも設けられる。
10月に開催された第5期加古川青流戦で、アマチュア棋士として初優勝した稲葉聡アマと弟の稲葉陽七段の兄弟決戦も行われ、注目を集める。
中でも力を入れているのが、井上慶太九段の「本将棋は難しくても、多くの子どもたちが駒をさわるきっかけになれば」という思いから計画された「はさみ将棋」の大会。県内の小学生なら参加無料で参加でき、現在事前申し込みを受付中。
(先着順、応募締め切りは来年1月5日まで)。
同協会の高田耕治さんは「はさみ将棋は将棋の実力は関係ない。気軽に参加して、少しでも将棋の駒に触れていただけば」と話す。
開催時間は10時30分~17時。