加古川にクリエートスペース「マイスタ加古川」(加古川市加古川町、TEL 079-440-7156)が4月1日、オープンした。
「コワーキングスペース」と「モノづくりスペース」を併設する同施設。東播磨地域の情報コンシェルジュとして活動する団体「いっとこ!はりま」代表の中田成紀さんが運営する。
中田さんは「マイスタの『スタ』は、Style・Station・Standard・Start・Storyの5つの『st』から始まる言葉から取った。コワーキングスペースはセミナーやイベントに活用できる。モノづくりスペースは3DプリンターやUVプリンター、レーザーカッターなどで作品を作ることができる。単なるモノづくりの工房とは異なる方向性を持ち、コミュニティーを作っていきたい」と話す。
「昨年6月以降、8回にわたって開催してきたプレイベントでは、開設の準備やシミュレーションとして一緒に活動する仲間を探したり、人脈を広げたり、地域のニーズをリサーチしたりしてきた。生まれも育ちも加古川だからこそ、地域貢献・社会貢献という情熱を持って『地元から発信』をし続けたい」とも。
店舗面積は約80平方メートル。水回り設備を整え、飲食を伴うイベントにも対応する。さまざまな分野の人が集まれるだけでなく、参加者が食事しながら会話をすることで、より深いコミュニケーションへの発展を図る。
中田さんは「デザインが得意な人やプログラマーなどのITスキルを持ち合わせている人だけでなく、作家やハンドメードで何かを作っている人、願望だけにとどまり行動に移せていない人などに活用してもらえれば。コミュニケーションで起業に至った例もある。『三人寄れば文殊の知恵』で主婦など消費者目線を持っている人、営業マンや経営者、クリエーターなどが集まって地域の未来ストーリーを語り、地域の課題を地域の知恵で解決するためのノウハウやスキルができるとうれしい」と期待を寄せる。
営業時間は9時~19時。利用料金は、2時間=300円、1日=600円。イベント利用は要相談。