JR東加古川駅近くの猫と遊べる喫茶店「MIACIS(みあきす)ねこまみれ東加古川店」に姉妹猫「ラズベリー」と「木イチゴ」がデビューし、人気を集めている。
同店は昨年3月のオープン以来、県内を中心に遠くは大阪や岡山からの来店もあるという猫カフェ。
店舗面積は21坪。生後数カ月から4歳までの猫13匹が「猫スタッフ」として迎える。店内は手作りのキャットタワーやおもちゃを用意。自宅のようにリラックスしながら猫と遊ぶことができる。
今回、新たに「猫スタッフ」となった2匹は、生後2カ月の時に姫路市で保護されたことをきっかけに姉妹でデビュー。同店の猫は全て保健所や地域の保護団体からの要請で引き取っている。
店主の伊藤純子さんは「そうした猫を一匹でも少なくしたい」という思いから同店をオープン。保健所で殺傷処分されてしまう猫の数が考えていたよりも多いことに衝撃を受けたことが活動のきっかけだったという。
オープン以来、男性客や一人で来店する客も多く、毎日訪れる人や半日近く滞在する人もいるという。母親と娘の二人で訪れる家族は「自宅では飼うことができないので、月に2~3回は来て楽しんでいる」と話す。
現在では「里親制度」を設け、トライアル期間を経て互いの相性を見極めた上で譲渡も行っている。「ペットショップと違い、直接触れ合うことで猫への愛情も深まる」と伊藤さん。「いい出会いのきっかけになれば」とも。「いろいろなタイプの猫カフェがあるが、当店は猫が主役。リピーターの方も多く、自宅のようにリラックスして猫と遊びに来てほしい」と笑顔を見せる。
利用料は1時間1,000円(土曜・日曜・祝日は1,200円)。延長30分ごとに500円。ドリンクは全て200円。営業時間は10時~20時(日曜・祝日は19時まで)。月曜・火曜定休。