加古川西公民館(加古川市米田町)で12月1日、高齢者対象の交通安全教室が行われた。主催は兵庫県加古川警察署と同館が開いている高齢者大学のOBらでつくる「齢明会」。
当日は同会のメンバー約300人が参加。同署から嘱託されている交通啓発犬の「ラビ」や飼い主の井口彰さんが交通安全を呼び掛けたほか、三線バンド「もし亀隊」が登場した。
同バンドは「犬のおまわりさん」の曲に合わせ「歩きスマホの子猫ちゃん~前に動くかわからない。後ろに動くかわからない」など、交通安全啓発の替え歌や沖縄民謡の他「憧れのハワイ航路」「涙そうそう」など、なじみ深い曲を披露し会場を盛り上げた。
同会の原田会長は「会の年間計画に組み込み10年以上続けている。家族を含めて交通安全の意識を高めることが目的。加古川警察と企画し、交通安全の話だけでなく楽しめる内容にしている」と話す。
同署の井上一彦さんは「年末にかけて事故が増える。『もしかしたら自分も事故に遭うかもしれない』と気持ちを切り替えてほしい」と呼び掛け、
企画を担当した同署の毛利明子さんは「楽しく参加することで印象に残る交通安全教室にしたい。地域ぐるみで事故を減らしていきたい」と話す。