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加古川の持ち帰りすし店がオリジナルのり開発 子どもや高齢者の食べやすさに配慮

オリジナルのりの開発に携わった小畠さん

オリジナルのりの開発に携わった小畠さん

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 「小僧寿しチェーン」を兵庫県内で運営する「サニーフーヅ」(加古川市平岡町)が、高齢者、女性、子どもなどに食べやすいオリジナルのりを使った巻きずしの試験販売を始めた。

オリジナルのりと巻きずしのメニュー

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 高知県高知市に本社のある「サニーフーヅ」は四国地方と兵庫県で小僧寿しチェーン、回転ずし店、食堂、和食レストランなどを展開しており、兵庫県内では小僧寿しチェーン14店舗を展開している。

 自社開発したというオリジナルのりは、見た目は通常の巻きずし用ののりと変わらないが、無数の穴をあけて、やわらかくかみ切りやすく食べやすいのりにしているという。

 開発に携わった、小僧寿し事業部の小畠亮紀さんは「来店客を見ている中で、女性や子どもは、巻きずしや軍艦巻きなどに使われているのりをよく残していたのがヒントになった。さらに調べると高齢者には巻きずしを好む人が多いが、のりをのどに詰まらせる危険性があることから、医療、施設関係者の人は高齢者に巻きずしを食べることを薦めないことも分かった」と話す。

 「9月に高齢者の虚弱予防と対策を提案するイベントがあり、オリジナルのりを使った巻きずしを提供したところ、病院、施設関係者の方から年配の方も安心して食べられる巻きずしとして好評だった。巻きずしの試験販売の状態を見ながら、ほかのメニューにも使いたい」と意欲を見せる。

 オリジナルのりを使ったメニューは、「太巻」(8つ切り=340円)と「上巻」(8つ切り=440円)など。小僧寿しチェーン稲美店(加古郡稲美町)と西脇店(西脇市上野)の2店舗で販売する。

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