兵庫県立東播磨生活創造センター「かこむ」(加古川市加古川町)で5月6日、加古川出身の大学生浪曲師・京山幸太さんが浪曲会を行った。
地元開催は今回が初めて。京山幸枝若さんに師事し、三味線の伴奏に合わせて物語を語り歌う浪曲師の京山幸太さんはこれまで、大阪で毎月約10回の公演と月に1度の東京公演を続けてきた。
加古川での浪曲会開催は、地元の知人から会場の紹介を受けたことがきっかけ。同会では、演題を一般的な長さの2倍となる50分に設定し、初めて浪曲に触れる人でも分かりやすく、聴き応えのある内容にしたという。
京山幸太さんは「加古川ではあまり浪曲の寄席が開催されないので、ずっとやりたいと思っていた。地元なので、お客さまからのあたたかい声援がうれしい。加古川が浪曲で有名になるよう地元に関わっていきたい」と笑顔を見せる。
加古川での浪曲会は今後、隔月で開催していく予定という。