加古川に11月21日、「一本勝ち食堂」(加古川市神野町石守、TEL 079-497-7941)がオープンした。
店舗面積は約20坪。カウンター7席、テーブル8席、座敷20席の合計35席。和を基調とした店内は、坪庭やコンクリート土間が和みの空間を演出する。
店主の吉田幸広さんは、加古川と神戸に洋菓子店を経営するパティシエ。きっかけについて「2008年に洋菓子店をオープンしてから8年がたった。スタッフたちが十分に育ってくれたため、自分のもう一つの夢だった食堂に挑戦することができた」と話す。
「一本勝ち食堂」という店名は柔道の判定に由来しており、柔道の魅力発信やコミュニティー形成の場所にしたいという気持ちが込められている。現在、吉田さんは柔道3段だが学生時代には柔道を途中で断念し後悔した経験がある。自身の経験から柔道に懸命に取り組む子どもたちを応援したいという思いが芽生え、指導者の資格取得にも取り組んでいる。
メニューは「横四方固めから揚げ定食」(735円)、「背負い投げかつ丼」(734円)、「一本背負いビーフかつめし」(1059円)など柔道の技の名前を付けたユニークなメニューを取りそろえている。
吉田さんは「今後は柔道だけでなくスポーツを頑張るみなさんが大会の結果を報告しに来てくれるような店になるよう頑張っていきたい」と笑顔で話す。
営業時間は11時~21時。