加古川の画廊「ギャラリー郁」(加古川市平岡町中野、TEL 079-437-2366)で11月23日から、「藤原郁子 日本画展2016」が開催される。
同画廊のオーナーは日本画家の藤原郁子さん。大阪芸術大学美術学科を卒業後、日本画作品の制作を続けながら約10年間、姫路や明石、加古川など兵庫県内の中学校で美術教員を務めた。日本画家として2003年の西宮市美術展芸術文化賞受賞作品をはじめ、数々の作品を発表している。
藤原さんは「出身地の加古川でも日本画の素晴らしさを広めたい」と2006年に常設展示画廊「ギャラリー郁」を開廊。今回の個展は同画廊10周年を期に開く。
全国各地で個展を開いている藤原さんだが、同画廊での開催は2010年以来6年ぶり。「今年は加古川で開催しようと百貨店からの依頼を辞退して開催を決めた」と話す。
同展では、牡丹(ぼたん)や蓮(はす)、菊など花を描いた作品を中心に約20点を展示予定。全作品、加古川では初展示となる。
藤原さんは「和紙に岩絵具で描くという日本の伝統技法を用いながら、現代の新しい表現を心掛けた日本画作品を展示する。冬の足音も聞こえる時期になり、芸術の秋を加古川の皆さんに楽しんでもらえたらうれしい」と笑顔を見せる。
開催時間は11時~16時。今月27日まで。