播磨社会復帰促進センター(加古川市八幡町)で9月28日・29日、「第13回はりま矯正展」が開かれた。
官民共同で運営する刑務所として2007(平成19)年に開所した同施設。現在、約570人の男性受刑者が収容され、職業訓練をしながら社会復帰を目指している。
同展は、地域住民に同センターの取り組みを知ってもらおうと開所以来、毎年企画。普段は入ることのできない施設内の見学や受刑者の生活を紹介するパネル展示、近隣の刑務所から集めた作業製品の販売などが行われた。受刑者の食事メニューが食べられる体験会も用意。試食した男性は「イベントに来たのは2回目。今回初めて試食したが、おいしかった」と話していた。
ステージショーでは姫路市のご当地アイドル「KRD8」や踊っこまつり振興会によるパフォーマンスも披露。刑務官の制服試着体験や受刑者の護送バスの乗車体験なども行い、多くの人でにぎわった。