ワインを通じて人と人をつなぐことを目的に設立された「加古川ソムリエチーム」が2月21日、これまでの活動で集まった寄付金を加古川市社会福祉協議会に届けた。
2018(平成30)年に設立された同団体。メンバーはソムリエ資格を持つ、「味季料理 りんどう」料理長の宮本隆太さん、「焼肉 京城苑(けいじょうえん)」店主の玉岡守仁さん、日本ソムリエ協会兵庫支部支部長の堀有香さんの3人。これまで同市内の飲食店を中心にワインのペアリングを楽しむ「ワイン会」を開いてきた。メンバーは、同会で提供する料理に合うワインを事前に選定。イベントを通じて、参加者や飲食店にワインの魅力や楽しみ方を伝えてきたという。
今回、同協議会に届けた寄付金は21万8,314円。これまで同団体が開いたイベント参加費の一部を集めてきた。宮本さんは「もともと子どもの福祉に役立ててもらいたいと思い集めてきた」と振り返る。玉岡さんは「加古川市社会福祉協議会なら寄付金を生かしてもらえると思った」と話す。
同協議会の田渕博之理事長は「市内には生活に困っている人たちが多くいる。国の支援が行き届かない人たちが、しっかりと生活を立て直してもらえるよう有効に使わせてもらう」と話す。