「加古川市総合防災訓練」が11月5日、加古川市役所庁舎前広場で開催される。
大規模地震や災害を想定し実施する同訓練。参加機関は、国土交通省、陸上自衛隊、加古川警察署、兵庫県、医療機関や電気、ガス等の民間企業、地域の町内会など34機関。災害時に同市と連携する機関が同訓練に参加することで、「いつ起こるか分からない自然災害」に備える。
始めに、訓練開始時刻の9時30分に緊急地震速報の音源を用いてシェイクアウト訓練を実施。その後、地震の影響で同市内にさまざまな被害が出たという想定で、災害に対応する関係機関と連携しながら、避難訓練やライフライン復旧訓練、救出救護訓練などを行う。
ほかにも、今回初めてとなる地震体験車や、浸水した道路を歩く「浸水歩行体験」、自衛隊車両と白バイの展示、カレーの炊き出し、展示ブースを回るスタンプラリーもある。
同市防災部防災対策課の菅野伸吾さんは「防災対策として大切なことは、まず災害を知ること。訓練に参加することで、予見される災害を『正しく知って、正しく怖がり』、皆さん自身に合った『正しい備え』につながれば」と話す。「自衛隊の炊き出しや地震を体験できる車両、浸水歩行など、さまざまな体験ができるので、家族で楽しみながら防災を学んでいただければ」とも。
開催時間は9時30分~11時30分。参加無料。カレーの炊き出しは先着400人。