自衛隊兵庫地方協力本部加古川地域事務所が6月14日、東播工業高校(加古川市東神吉町)で行われた地域合同防災避難訓練に参加した。
同校では年2回、生徒たちの防災意識を高めようと地域合同防災避難訓練を行っている。今回は協力団体として同事務所や加古川市消防本部、同市防災部防災対策課、高砂市危機管理室、加古川市中央消防署西分署、日本赤十字社兵庫県支部が参加した。
同事務所は2年生を対象に、防災に役立つロープワーク、災害派遣時に使う「レスキューリュック」、倒壊した建物の内部を調査する「破壊構造物探索機」を紹介した。
ロープワークの講習では、「本結び」「巻き結び」「もやい結び」の3種類を紹介。生徒たちは手渡されたロープを使って3種類の結び方に挑戦した。生徒たちは「できた」「結び方をもう一度教えてください」などと話しながら、真剣な様子で取り組んでいた。ほかにも、同事務所の山下隆太郎所長への質問コーナーでは、「ヘリコプターを操縦していて危険だと感じたことは?」「胸に付けているバッジにはどのような意味がありますか?」などの質問が寄せられた。
加古川出身の海上自衛官で同事務所に臨時勤務する木村唯花さんは「ロープワークに対して生徒たちの反応が少ないのではと心配していたが、興味深く取り組んでくれたのでうれしかった」と振り返る。