日本将棋連盟の公式戦「加古川青流戦」のアマチュア枠の出場をかける「アマチュア選抜大会」が1月28日、加古川まちづくりセンター(加古川市加古川町)で行われた。
加古川青流戦は2011(平成23)年、「棋士のまち加古川」を掲げる同市が創設した大会。四段の全棋士と奨励会三段上位者、女流棋士、アマチュア棋士などに出場が限られることから、若手棋士の登竜門とされる。
アマチュア選抜大会は本戦に出場するアマチュア棋士を争う大会で、今年は全国から116人が参加。2つのブロックに分かれてトーナメントが行われ、ブロック優勝者が本戦への切符を手にする。年齢や性別に制限はないことから親子ほど年の離れた対局も見られ、盤上で熱戦が行われていた。
大会の結果、東京都の鈴木肇さんと滋賀県の荒木隆さんが本戦への出場を決めた。鈴木さんは4度目、荒木さんは初優勝だった。鈴木さんは「東京から来たのでうれしい。本選ではプロの棋士に将棋を教われるので全力で頑張りたい」。荒木さんは「昨年のこの大会は準優勝だったので、(今年は)超えられてうれしい」と笑顔で話した。
本戦の加古川青流戦は5月に開幕予定。