6月に完成した東播2市2町の可燃、不燃・粗大ごみを処理する施設「エコクリーンピアはりま」(高砂市梅井)が、地域住民に親しみやすい施設を目指し、「環境」「リサイクル」「サステイナブル」をテーマに、無料の環境学習講座を年間30回以上開いている。
リピーターの参加者も多数。親子で楽しめる環境学習リサイクル講座の様子
9月に始まった同講座はこれまで11回開き、これまでに延べ286人が参加している。今後は、ごみ問題の解決に向けて遊んで学べるボードゲーム、残糸の有効活用によるコースター作り、講演会など充実した内容で開催を予定している。
参加者からは「廃材を材料にすてきな作品ができあがるのがうれしい」、「講演を聴いて自分の家から出たごみの行き先が分かり学びになった」などの感想が聞かれた。
施設・維持管理を行う運営会社の高砂環境サービスの宮本絵里子さんは「親子で楽しめる講座への参加をきっかけに、リサイクルやリユ-スに対する一人一人の意識が変わることで、未来の地球環境の変化につながれば」と思いを話す。「講座終了後は、環境学習コーナーを自由に見学したり、体験してもらったりすることができる。発電チャレンジバイクやごみ分別ゲ-ムなどを親子で楽しみ、おうちでの話題にしてもらったら」とも。
11月15日以降開催で申し込み可能な講座は、「サンドブラスト体験~不要なガラス食器に砂を吹き付けて模様を彫ろう~」(11月19日)、「木のコンポストをつくろう!ワークショップ」(11月26日)。