「第6回日岡山パブリックアート展」が10月22日・23日、加古川の日岡山公園(加古川市加古川町)で開催される。主催はNPO法人「加古川緑花クラブ」。
同クラブは、加古川市内に9カ所ある街角花壇の手入れ、花とみどりのまちづくり講座、日岡山公園の美化活動を行う。この活動の一環として2016(平成28)年から毎年10月に同展を開催。会場となる日岡山公園、いくびょう園の屋外空間を使い、アートに直接触れ合ってもらうのが目的。
今年のテーマは「つづく」。同クラブ顧問の安尾昌子さんは「当クラブのメンバーも高齢化になりつつある。いろいろな世代の人たちと交流し、自分たちの活動を楽しみながら続けてくれる人が増えれば、人も花も続いていく」と話す。
期間中、いくびょう園の会場ではマドレーヌ販売、こけ玉作り、丹波布展示、小物販売、綿つむぎ体験などを行う。日岡山公園会場ではネーチャーゲーム、輪投げ、巨大万華鏡体験、風のトンネル、手作り雑貨・多肉植物・花苗販売、ドライフラワーのミニ額作り、フリーマーケット、喫茶コーナーなどを展開する。各会場のガーデン作品と野外ステージ横の8基のミニガーデンは講座受講生と同クラブメンバーが制作。
理事長の有川優一朗さんは「ミニガーデンは、それぞれテーマを決め、一生懸命制作に取り組んだ。今年は一堂に集まっているので見応えがある」と笑顔で話す。「竜山石で岩山を作り、岩の隙間に花を植えたロックガーデンも初めての試み」とも。23日にはOAAはりまハイツ(加古川町大野)大ホールで1級建築士島崎淳二さんの講演会も開く。
副理事長の西本恵子さんは「多くの方に日岡山公園の良さを感じてほしい」と話し、有川さんは「日岡山は桜の季節で有名だが、秋の日岡山もいいと気付いてもらえたら」と話す。安尾さんは「もっと加古川市のことを知ってもらうために、日岡山にも足を運んでほしい」と期待を寄せる。
パブリックアート展は10時~15時(日岡山野外ステージ 雨天の場合はいくびょう園ビニールハウス内)。入場無料。講演会は無料(要事前申し込み)。詳しくは同展事務局(TEL 079-426-6553)まで。