旧加古川図書館前の金剛寺浦公園(加古川市加古川町)で9月11日、中秋の名月について学ぶ「月をみる会」が行われる。主催は学生ボランティア団体「かこそら隊」。
同団体は、中学生以上の生徒10人で構成された学生ボランティア団体。旧加古川図書館の記憶の継承と生徒が主体的に活躍できる場として、地域の文化、教養、風土などについて考える催しを定期開催している。今回の催しが3回目。
当日は2部で構成。1部では、子ども対象の「月について考えるクイズ(10問)」と「中秋の名月に関するお話会」を生徒が企画。2部は、天体望遠鏡で星や月を自由に見る「天体観望会」と、倒せた本数によって景品が変わる「的当て」を行う。併せて、プラネタリウム解説員の経験がある代表の山分さんが月や星について解説する。
学生ボランティアの谷本健悟さんは「加古川の街からでも、星や月が見られることを知ってほしい。併せて団体の隊員も募集している。まちのことに興味のある中学生以上の生徒にも参加してほしい」と話す。
同じく学生ボランティアの林あかりさんは「企画を作っていく過程はとても大変。生徒同士が互いに得意なことを生かしてきた。今回の企画も、来場者が来て良かったと思えるイベントにしたい。ぜひ、たくさんの人に来てほしい」と参加を呼びかける。
代表の山分大史さんは「生徒は進学や進級があるので活動できる期間は決まっている。長く地域で活動できるよう、世代交代を繰り返しながら生徒たちが活躍できる場や組織を守っていきたい。
地域の生徒たちが企画したイベントをぜひ見に来てほしい」と見守る。
現在、参加者を募集している。問い合わせはインスタDMで受け付ける。定員は15人。保護者付き添えの場合は1人まで。雨天時は観望会を中止し、クイズとお話会のみ開催。