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「劇団ここから」主催の演劇教室が卒業公演 4カ月の集大成披露

演劇教室のメンバーの練習風景

演劇教室のメンバーの練習風景

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 加古川を中心に活動する「劇団ここから」が主催する演劇教室の卒業公演「忘れ物」が6月26日、氷丘公民館大ホール(加古川市加古川町)で行われる。

卒業公演のチラシ

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 1986(昭和61)年8月に旗揚げした同劇団。加古川在住で演出家の故・戸野本和久さんが、東播磨地域に演劇の文化を根付かせたいと立ち上げた。現在は大学生~60代の男女7人の団員が在籍する。

 教室は同劇団が芝居の楽しさを多くの人に体験してもらおうと1993(平成5)年に始めた。練習は3月~6月の毎週日曜に行い、発声練習や感情表現、芝居に必要な体の動かし方などを練習する。「見えないものを見る」というテーマを設けた回では、丸木橋を渡る演技や重たい物を持ち上げる様子などを表現。4カ月間、演技力の向上に励んでいる。

 公演には、現在在籍する5人の生徒と卒業生1人の計6人が出演する。今回の公演「忘れ物」は、童話部に所属する女子中学生が主人公。忙しい日常生活の中、悶々(もんもん)とした気持ちで童話を作っていると、いつのまにか物語の中に主人公が入り込んでしまうという設定のファンタージー作品。

 劇団員で教室を指導する田口陽子さんは「演技の技術はまだまだ未熟だが、生徒たちからは『演技は本当に楽しい』という気持ちが伝わってくる。4カ月という短い期間だが一生懸命、役に向かって頑張っているので、応援するつもりで見に来てほしい」と呼びかける。

 12時50分開場、13時開演。入場無料。

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