高砂市地域包括支援センター(高砂市高砂町)の施設の周りに5月30日、「オレンジガーデニングプロジェクト」としてオレンジ色に咲く花の種がまかれた。
同センターは認知症に関する相談受け付けや支援、啓発活動に取り組んでおり、昨年は9月の「世界アルツハイマー月間」に合わせて、シンボルカラーのオレンジ色のマスクを配布した。今年は全国各地で行われている同プロジェクトに賛同。高砂の町を認知症支援のオレンジ色に染めようと5月にオレンジ色に咲く花の種を企業50社、個人60人に配布。併せて、同センターでも種をまいた。
まいた種は「黄花コスモス」「マリーゴールド」の2種類。いずれも9月に見頃を迎えるという。当日は、センターに隣接する介護老人保健施設と同センターの利用者らが花の種をまいた。同センターの濱田光子さんは「認知症について一緒に考えるきっかけになればと始めた。高砂のまちがオレンジで染められる日が楽しみ」と笑顔を見せる。