高校生・大学生が伝えたい地域の魅力や、ものづくり企業の優れた技術や歴史、観光名所などを紹介する「東播磨魅力発見動画」が現在、兵庫県東播磨県民局のユーチューブチャンネルで公開されている。
動画は、コロナ禍による外出制限などにより地域の魅力に触れる機会が減少してしまった小中学生に、映像を通じて東播磨の魅力を発見してもらおうと同局が制作した。撮影に入る前に、地域の高校生や大学生による「東播磨魅力発掘動画制作ワークショップ」を開催。1回目のワークショップは7人の生徒が参加し、東播磨の特色、強みについて意見を出し合った。2回目は14人が参加し、どんな背景を持った人物を主人公にするか、どのような視聴者層にアプローチするのかを話し合い、「観光」「産業」「歴史」の3つの分野でストーリーを仕上げた。
撮影は生徒の企画・構成原案を元に行い、地域の高校生がナレーションを担当した。完成した動画は「観光」「産業」「歴史」をテーマにした3本。動画の長さは、それぞれ約10分。視聴対象である小中学生に関心を持ってもらおうと、動画には小中学生が主人公として出演し、「偉人ゆかりの地巡り」「映えスポット」などで地域の魅力を紹介している。
同局総務企画室の山田有彦さんは「家庭や学校教育の現場でもぜひ活用してほしい。子どもたちが動画を通じて東播磨地域の魅力を知り、地域に愛着を持ってもらうきっかけになれば」と話す。