オフプライスストア「e komo mai(エコモマイ)」(加古川市志方町)が開催する「志方倉庫市」が4月15日~17日の開催で1周年を迎える。
同店は、実売期を逃した新品の商品をメーカーから低価格で仕入れ販売する「オフプライスストア」。以前靴下工場だった高田初男商店の敷地内にある5つの倉庫を借りて営業する。
期間中、5つの倉庫のうちの2つを公開し、衣類や靴、家具、ハンドメード作品などを展示販売。有名ブランドや百貨店の商品も取り扱う。倉庫の外にはキッチンカーが出店し飲食もできるようにする。
同店を運営するサンク・デポ社長の岸本憲司さんは、SDGsを学び、アパレル産業が石油産業に次いでCO2排出量が多い業態であることを知り、環境負荷を減らす取り組みに関心を持った。廃棄される服を少しでも減らすため「オフプライスストア」という新業態を広める活動の一環として同店をオープン。倉庫の雰囲気を活かしたリノーベーション、店内の什器はリユース品を使うなど、SDGsを意識した店舗運営を行っている。
岸本さんは「幅広い年齢のお客さまに、金額を気にせず買い物を楽しんでほしい。ファッションをきっかけに循環型社会について学べる機会を提供していきたい」と話す。
倉庫市は毎月第3金曜~日曜に開催。