地元主婦が集い旬の野菜を使った弁当をテイクアウト販売する「手作り弁当おふくろ」(高砂市美保里、TEL 079-443-5800)が3月12日、高砂にオープンした。
約10平方メートルの店内で調理と販売を行う同店は、主に地元で作られた野菜と兵庫県産の米を使う。うまみ調味料は使わず、調理に使うだしはコンブ、イリコなどから取るという。地元の主婦4人で営業しており、井村より子さんと灘早苗さんが共同で店主を務める。2人共70歳を超え、「体が動く元気なうちに頑張りたい」と、野菜作りをする井村さんと飲食店経営の経験がある灘さんの思いが合致して開店した。
メニューは鶏唐揚げと総菜、ご飯を盛り付ける「唐揚げ弁当」(500円)、肉、魚などをメインに旬の野菜を使った総菜などの「日替わり弁当」(600円)、すじ肉、ニンジン、玉ネギなどを煮込んだ「カレー」(400円)を用意。調理にも使う昆布、いりこ、卵などの食品も販売する。
井村さんは「オープン時は販売する弁当の数量、総菜の彩りと味付けに試行錯誤したが、2週間がたち落ち着いた。カレーもおいしいので食べてみてほしい」と話す。献立を組む灘さんは「なるべく旬の野菜を多く使い、健康的なメニューになるように考えている。用意できる数量に限りがあるため、予約の電話をしてもらえるとうれしい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~から13時。駐車場あり。