母親らが企画・制作し出演するラジオ制作番組「ママ夢ラジオ加古川」の放送が4月15日、始まる。
今春のラジオ番組放送開始に向けて収録スタジオのあるコミュニティースペース「びぃぷらす」(加古川市加古川町)で初ミーティングを行った。
「ママ夢ラジオ」は「ママと地域をつなげるラジオ」として2018(平成30)年7月、東京都渋谷区のコミュニティーFMで放送を開始。現在、全国9カ所の地域が独自に番組を制作・放送している。加古川地域でも4月から、BAN-BANラジオが新たに「ママ夢ラジオ加古川」の放送を開始する。
放送の開始に向けて3月7日には、収録スタジオのあるコミュニティスペース「びぃぷらす」(加古川市加古川町)で放送に携わる母親らのグループで番組名と同じ「ママ夢ラジオ加古川」が初ミーティングを行った。同グループのリーダー・大西友梨香さんは「SNSで『ママ夢ラジオ』を知ったことをきっかけに、昨年4月から「ママ夢ラジオ大阪」の制作や出演に携わっていたが、次第に自身の暮らす加古川でも番組を放送したいという思いが膨らんだ」と振り返る。
BAN-BANラジオでの放送が決まり、今年2月にはメンバーを募集。加古川市内や近隣に住む母親7人が制作や出演に携わる。番組では、テーマトークのほか、子連れで入店しやすい店などの地域情報を母親目線で放送する。毎月1回行う公開収録では、出演するメンバーと観覧者の対応に就くメンバーを毎回、入れ替える。
大西さんは「自分自身の夢にチャレンジすることをあきらめ、社会からの孤立などを不安に感じている母親が多い。自分たちの番組が地域の母親らが一歩踏み出すきっかけになれば」と話す。