加古川を中心に活動する「加古川ラグビースクール」が1月29日・30日、日産スタジアム(横浜市港北区)で開かれる「第14回リポビタンヒーローズカップ」決勝大会に出場する。
同スクールは1998(平成10)年5月に発足。幼児から小学生が所属し、コーチを含めて約150人で活動している。加古川河川敷グラウンドを中心に、毎週土曜・日曜、練習に励む。
同大会に出場するのは、同スクールの小学6年生14人から成るチーム。同チームは、昨年11月に行われた同大会の予選に当たる「兵庫県ラグビースクール大会」で準優勝。12月に行われた関西大会でブロック優勝し全国大会出場を決めた。決勝大会には関東や九州などから16チームが出場する。
同スクール主任コーチの糟谷智彦さんは、現在の小学6年生を1年生のときから指導する。同チームは毎年、県大会1、2回戦で敗退していた。糟谷さんは「もともとラグビーセンスは抜群。一生懸命に取り組めば結果も変わると思っていた」と振り返る。小学5年生時の県大会敗退後にチームで話し合い、「最後の一年間、最大限の努力をする」と決断。コロナ禍の中で練習できない時も、自主的に体力トレーニングに励んだという。メンバーは小柄な体格だが、自主トレで培った運動量を武器に大柄な選手に立ち向かう。アタック時は、ボールを素早く動かし、フィニッシャーを務めるウイングが得点を決めるラグビースタイルを得意とする。
糟谷コーチは「戦う前から負けることを想定するチームなどない。これまでやってきたことに自信を持って、一戦一戦、優勝目指して戦いたい」と意気込む。