9月29日に完成した高砂市役所の新本庁舎(高砂市荒井町)が11月15日、一部窓口業務を開始した。
新本庁舎は、旧庁舎の老朽化に伴い2018(平成30)年から旧庁舎の北隣に建設を進め、2019年10月に議会や食堂が入る新しい分庁舎が先に完成。
新本庁舎は免震構造の鉄骨4階建て。延べ床面積は約9560平方メートル。エントランスホールや市民の利用が多い窓口を低層階へ集約した。QRコードで混雑状況が確認できる番号発券機を設置するなど、誰もが利用しやすい庁舎を目指す。別の敷地にあった保健センターの機能も同庁舎に移管し、子どもを見ながら手続きや相談ができるキッズスペースを設けた。水害に備えて屋上には非常用発電機を設置し、市長室と危機管理室から扉一つで災害対策本部室に出入りできるようにするなど、有事に備えた態勢も整えている。
11月6日に行われた竣工記念式典には都倉達殊市長や市の幹部職員らが出席。都倉市長は「高砂市の新たなランドマークとして市民の皆さまに愛されるように、全職員が一丸となって市民サービスの提供に努めていきたい」とあいさつした。