加古川の靴下専門店「かこがわ工房Kips(キップス)」(加古川市加古川町、TEL 079‐423‐5061)が10月1日、オープン12周年を迎える。
同店は兵庫県靴下工業組合直営のアンテナショップとして2009年(平成21)年10月にオープン。現在は、組合に所属する市内のメーカー12社のほか、高砂市、南あわじ市の企業を含めた計14社の靴下を取り扱い、約5000足を並べる。扱う靴下は全て兵庫県産。同県は奈良県、東京都と共に靴下生産の全国三大産地で、その多くが加古川市周辺で生産されている。
12周年を迎え、リピーターや口コミで幅広い層にファンが増えているという。長年在籍するスタッフが、来店客の要望に応じた商品を薦める。人気は「機能性ソックス」と呼ばれる、ふくらはぎを締め付けないゴムなし靴下や、足先を冷えから守る重ねばき用の靴下など。ゴムなし靴下は、腕の力が弱い高齢者やサポートする介護士が買い求めるという。
店長の小林かおりさんは「地域の皆さんに支えられて12周年を迎えることができた。靴下が売れることがメーカーの励みにもなっている」と笑顔を見せる。
10月1日~3日には周年を記念し、商品購入者に金券が当たるスクラッチカードを配布する。11月11日の「くつしたの日」にはイベントを開催予定。
営業時間は10時~19時。原則第1・第3火曜定休。