NPO法人高砂キッズ・スペース(高砂市松陽、TEL 079-441-9289)が9月21日、オンラインショップ「コドモノスミカ」会員登録の受け付けを始めた。
同NPOは、子どもの健全育成や子育て支援などを目的に、学童保育所の管理運営や小学生を対象としたキャンプなどの企画運営、子育て世代の保護者を対象にした相談支援、インターネットによる情報発信事業を展開している。2008(平成20)年からは東播磨地域で子どもたちだけで店の運営やサービスを提供するイベント「こどものまち」を開催。子どもたちに仕事や買い物体験をしながら社会性を学ぶ機会を提供してきた。昨年はコロナ禍のため開催を断念したが今年はオンラインショップ運営に形を変えて開催した。
オンラインショップ「コドモノスミカ」では、事前に応募のあった9組28人の「こどもオーナー」が、ブレスレットなどのアクセサリーや牛乳パックで作った帽子などの商品を販売する。購入には「こどものまち」で使った通貨が必要となる。
当初は同通貨を持っていない子どもたちも参加できるよう、販売商品を作る仕事のイベントを開催し、支給された給料で商品を購入できるよう計画していたが、緊急事態宣言発令により開催を断念。今回はこれまでに開催したこどものまちの通貨を持っている小学生のみが対象となった。
スタッフの菅寛和さんは「計画を立てる中で一番の課題となったのが、中止ですと伝えて終わるイベントではなく、どんな状況でも安全に楽しめるイベント作りを行うこと。一緒に準備を進めてくれたこどもオーナーや支えてくれた保護者など、たくさんの人たちの協力を経て、こどものまちは進化を続けている」と話す。「10月1日からこどもオーナーの熱い思いがたくさん詰まった商品を出品するので、家から参加できるオンラインショップ『コドモノミスカ』に、ぜひ遊びに来てほしい」と呼び掛ける。
販売期間は10月1日~3月31日。コドモノスミカの利用登録は高砂キッズ・スペースのホームページで受け付ける。登録無料。