「たかさご八景VOL.3阿弥陀・西国街道編」完成記念上映会が8月13日、高砂市立図書館(高砂市米田町、TEL 079-432-1355)で行われる。
同館では、名誉館長の村上裕道さんと共に高砂市史を題材にした自主学習を行い、市民に向けて成果を発表する「HOME TOWN ゼミ」を開催。「たかさご八景」は同ゼミの「映像ゼミ」コースのメンバーが、同市の伝統、文化、歴史などに焦点を当て、日本や世界に発信できるデジタルアーカイブを残そうと取り組み、「たかさご八景VOL.1竜山編」、「たかさご八景VOL.2高砂湊・堀川編」などの作品を制作してきた。
「たかさご八景VOL.3阿弥陀・西国街道編」の制作は、昨年7月に開始。ゼミ生6人と裏方としてサポートする市職員らが1年をかけて完成させた。映像では、ドローンによる高位御山山頂や鹿嶋神社の大鳥居などの映像のほか、阿弥陀盆地を東西に貫く江戸時代からの幹線道路「西国街道」を上空から確認することができる。今作では新たに、測量現場で使用される3Dレーザースキャナーを導入。点群データを映像の制作に取り入れることで、時光寺や旧魚橋郵便局を新たな視点で表現した。映像は約14分で、同館のホームページやエントランスで公開している。
高砂市生涯学習課の四方亮輔さんは「ゼミ生が持つつながりを活用しながら技術面で成長し、映像を制作してきた。コロナ禍での映像制作ということもあり、撮影回数、人員ともに制限があり苦労もあった。上映会では、出席するゼミ生が質問も受け付けるので参加してほしい」と話した。
開催時間は10時~11時。鑑賞無料。定員20人。申し込みは高砂市立図書館が窓口または電話で受け付ける。申し込み開始日時は8月3日10時。