バングラデシュ教育支援の会「OneDrop(ワンドロップ)」の活動報告写真展が7月16日から、コミュニティスペース「びぃぷらす加古川」(加古川市加古川町、TEL 079-426-1442)で開催されている。
「OneDrop」は、2010(平成22)年にバングラデシュの子どもたちの教育支援活動を目的に同国に楽しい学校をつくろうと、元中学講師だった大西登志子さんが中心になり結成した市民団体。2016(平成28)年同国に開校した小学校の運営や、同国で一人でも多くの子どもが安心して学校に行くことができるようにするための奨学生プログラムのほか、同国の学校を訪問して鉛筆や支援金などを届けるスタディーツアーを実施してきた。同ツアーは2020年1月末に実施して以来、コロナウイルスの影響で行われていない。
今回の写真展では、同団体が行う「緊急食糧支援」の様子や、コロナ禍で学校が閉鎖され十分な教育が受けられない子どもたちへの補習授業を捉えた写真を展示する。大西さんは「久しぶりに写真で見る子どもたちはやせ細り、いつもの笑顔がない。今現地は本当に厳しい状態にあるが、一日でも早くこの状態が去り、学校に生徒が戻り、教室から子どもたちの歌声や笑い声が聞こえてくるようにと願ってやまない。OneDropは支援を必要とする生徒たちがいる限り支援を継続する。この写真展を見に来てもらって、活動を知ってもらい、支援・協力をお願いしたい」と来場を呼び掛ける。
展示時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は16時まで)。木曜休催。7月21日まで。18日はバングラデシュの子どもが動画で現地の様子を日本語で伝える「近況活動報告会」を開催。バングラデシュの陶芸品やさおり織りなども販売される。報告会の開催時刻は11時~13時で、参加費は1,000円(バングラデシュカレー代含む)。問い合わせ・申し込みは大西さん(TEL 090-6603-6721)まで。